【セミナー情報】
《開催日時》 2009年9月15日 13:30~15:30 ・ 16:00~18:00
《セミナー名》 弥生給与09 導入設定・日常処理セットコース
【本日の感想】
導入設定・日常処理と続けての講座となりました。
これは、弥生株式会社が期間限定で行っているセットコースです。
一日で両コースが受講できる反面、続けての受講で参加者の方は結構大変そうでした。
弥生給与は導入設定の部分がとても大切となります。
まずは、会社の給与規定などを丁寧に設定していただくことがお勧めです。
【本日の一問一答】
《質問》
弥生給与を年度途中に導入したのですが、年末調整はできますか?
《回答》
はい、年度途中から導入された場合でも年末調整は行えます。
方法は、弥生給与で課税支給額等の計算するか否かで異なってきます。
それぞれの手順は以下となります。
【弥生給与で課税支給額等の計算をしなくてよい場合(年末調整の計算だけできればよい)】
※源泉徴収簿兼賃金台帳で月々の賃金の詳細を印刷することはできません。
源泉徴収簿兼賃金台帳を印刷したい場合には、1月度給与から12月度までの明細入力が必要となります
1.クイックナビゲータの[年末調整]タブから[明細入力]をクリックします。
2.従業員を選択して[年末調整を行う]にチェックを付けます。
3.必要に応じて[扶養]ボタンをクリックし、扶養親族の設定を行います。
4.課税支給額や非課税支給額、社会保険料、源泉徴収税額、配偶者合計所得や各種支払った保険料等の金額を直接入力します。
5.手順1の1から4の操作を、年末調整を行う従業員全員について行います。
6.[確定]ボタンをクリックし、年税額を転記します。
【弥生給与で課税支給額等の計算を行い、年末調整を行う場合)】
≪導入年度を1月度とする≫
1.新規データ作成時の導入月度設定で「1月度」とします。
2.1月度の明細入力など処理を行います。
3.[次月度へ更新]で2月度に更新をします。
4.2月度の明細入力など処理を行います。
5.手順3・4を実際に弥生給与を使用し始める月度まで行います。
※導入月度を 2 月度~12 月度に設定すると、1 月度から導入月度の前月度までの給与・賞与データが自動計算されません。
そのため、年末調整や賃金台帳を作成する場合は、1 月度から導入月度の前月度までの給与・賞与データを手計算して入力する必要があります。
計算ミスや入力漏れを防止するために、時間に余裕がある場合は、導入月度を 1 月度に設定することをお勧めします。
給与データの作成後に、導入月度は変更できませんので注意してください。
≪導入年度を 2 月度~12 月度とした場合≫
1.導入前の給与、賞与について過去データを作成します。
2.メニューバーの[ツール]-[過去データの修正]をクリックします。
3.導入前の給与と賞与の以下の金額を従業員ごとに入力します。
また、中途入社で前職がある従業員については、クイックナビゲータの[年末調整]タブの[従業員]をクリックします。[一般]タブで「前職分徴収税額あり」にチェックを付け、[前職]ボタンをクリックして金額を入力します。
課税支給合計
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給与・賞与の支給額のうち課税対象分の金額
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非税支給合計
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給与・賞与の支給額のうち非課税分の金額
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所得税
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給与・賞与から控除された所得税の金額
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社会保険料計
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給与・賞与から控除された社会保険料の合計金額
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課税現物支給
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給与・賞与の支給額のうち課税対象となる現物支給額
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4.クイックナビゲータの[年末調整]タブの[明細入力]をクリックします。
5.[集計]ボタンをクリックして年間支給額や控除額等の集計を実行します。
6.従業員を選択して[年末調整を行う]にチェックを付けます。
7.必要に応じて[扶養]ボタンをクリックして扶養親族の設定を行います。
8.配偶者特別控除額や各種保険控除額等を入力します。
9.手順2の5から8までの操作を、年末調整を行う従業員全員について繰り返して行います。
10.[確定]ボタンをクリックし、年税額を転記します。
※::[過去データの修正]入力時の注意::
時間や金額などを入力、修正しても、時間外手当や支給合計などは自動計算されません。
入力、修正した明細項目に関わる明細項目も併せて修正してください。
「明細項目の合計」と「所得税額や雇用保険料額など」の整合のチェックはしていません。
入力した数字が賃金台帳の印刷や年末調整の計算などにそのまま使用されます。