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2020年8月 5日

助成金・補助金政策の今~弥生製品連携のすすめ~

こんにちは!本日は「弥生製品間連携」についてご紹介させていただきます。
昨今のコロナ禍の影響を鑑み、政府や各自治体は助成金や補助金などの支援制度を設け、各事業者に対し事業継続のための支援活動を行っております。

例 ・IT導入補助金 (経済産業省)
  ・働き方改革推進支援助成金 (厚生労働省)
 ※ 8月5日現在

助成金や補助金を活用することで当初予定していた製品以外の追加導入や、要件を満たすために種類の異なる複数ソフトウェアの導入をご検討いただいている方も多数いらっしゃるのではないでしょうか。その際に是非ご参考にしていただきたい機能が本日ご紹介する「弥生製品間連携」です。

1-1.png

※連携可能 弥生販売→弥生会計/やよいの顧客管理
      弥生給与→弥生会計/やよいの顧客管理


以上の図のように異なる種類の製品であっても、弥生製品間では一部データの直接連携が可能となっており、二重入力の手間を省くことが出来ます。例えば、弥生販売上で入力した売上・入金データを元に仕訳データを作成し、弥生会計に仕訳としてそのまま転送することができますので、弥生会計上で売上・入金に関する仕訳入力を行う必要がありません。


1-2.png
「弥生会計へ仕訳転送」メニューをクリック

1-3.png
仕訳を作成

1-4.png
弥生会計にて仕訳取り込み

1-5.png
仕訳転送完了(生成元が「販売」となっていることが確認できます。)


弥生給与においても同様に、入力した給与・賞与の支払データを仕訳として弥生会計へと転送することができます。また製品導入時に必ず必要になるマスターデータ(得意先や商品、従業員などの自社情報)の設定作業も弥生販売・弥生給与にて既に設定したものをやよいの顧客管理へ転送することで、二重入力の手間なくすぐに製品の利用を開始いただけます。

2-1.png
「弥生会計データの作成」メニューをクリック

2-2.png
集計期間や勘定科目を事前確認

2-3.png
「会計へ」ボタンをクリックし、弥生会計へ仕訳を転送

2-4.png
仕訳転送完了(生成元が「給与」となっていることが確認できます。)


異なるメーカー同士の製品間ではこのような直接連携は通常行えませんので、弥生製品同士だからこそ可能となる機能です。各種助成金をご活用いただける今、是非本機能をお試しいただき業務改善の一助としていただけますと幸いです。

本日はここまで。ご覧いただきまして誠にありがとうございます。
弥生製品のご購入やご相談はこちら


2020年7月13日

弥生製品のお客様情報と製品登録番号の確認方法について

皆さまの会社は現在テレワークを実施もしくは検討されていますでしょうか。

もともと東京オリンピックにむけてテレワークが推進されておりましたが、COVID-19の影響から各企業のテレワーク導入が爆発的に広がりました。
東京都の行った実態調査では調査対象企業の約45%がテレワークの導入もしくは導入を検討していることが判明しております。
https://www.hataraku.metro.tokyo.lg.jp/hatarakikata/telework/donyu/index.html

弊社でも、複数名で弥生製品を自宅でも利用できるようにしたいため、テレワーク導入を検討しているとのお問合せを多く受けております。

弥生会計/販売を複数名で在宅利用する方法は大きく2つございます。
 1)ホスティング
  クラウド環境にサーバーを構築し、ご自身のPCからリモートデスクトップでアクセス
  いただくことでネットワーク版を利用することが可能になります。

 2)WAN運用
  自社にサーバーを導入いただき、VPN接続を利用して遠隔地から自社にアクセスして
  ネットワーク版を利用することが可能になります。

詳しくはこちら


現在既にスタンドアロン版の弥生製品をお持ちの場合は、PC1台にインストールするタイプのスタンダードやプロフェッショナル等であれば、複数名での利用はもちろんのこと、テレワーク実施ができませんので、弥生製品をネットワーク版にアップグレードする必要があります。
アップグレードのご案内に際し、「お客様番号」と「弥生製品登録番号」の確認が必要になりますためお客様にお伺いすると、どこを調べたら良いか分からないと質問を受けることがしばしばございます。

そこで、今回は「お客様番号」と「弥生製品登録番号」の確認方法をご案内いたします。

◆お客様番号と弥生製品登録番号はご自身での確認が可能です。
①製品起動にて確認
②弥生マイポータルから確認
③サポートカードで確認

の3パターンで確認することができます。

①製品を起動し、メニューバーの右端にある、「ヘルプ(H)」クリック後に「バージョン情報(A)」を
 クリックすると表示されます。

number_1.png


②弥生マイポータルから確認したい製品をクリックし、バージョン情報をクリックすると
 表示されます。

number_2.png

number_2-1.png


③弥生株式会社様よりユーザー登録後にお届けの[無料導入サポートカード]、
 または[あんしん保守サポート]ご加入後にお届けの[あんしん保守サポートカード]に
 「お客様番号」が記載されています。

弥生カスタマーサポートへの電話連絡でも確認は可能となりますが、特にお問合せの多い時期は電話が繋がりにくくなりますため、ご案内しました3パターンで確認する方が早く情報入手できると思います。この機会にぜひお試しください。

弥生会計/弥生販売でテレワークをご検討の際やお問い合わせはこちら

2020年6月24日

弥生ネットワーク製品購入指南書

こんにちは!
本日は「弥生ネットワーク製品」のご購入時にお客様からよくお問い合わせいただく内容をご紹介させていただきます。

kaihan.png


弥生ネットワーク製品は弥生製品を3名様以上にて同時利用いただくことができる製品です。サーバーもしくはクラウド環境を用いることにより、ご利用可能となりますが、ご導入前に確認すべきポイントがいくつかございますので、本日は以下製品を例にご紹介させていただきます。
※ネットワーク製品のご用意は「弥生会計」「弥生販売」の2種類です。
 「弥生給与」他製品でのネットワーク版のご用意はございませんので、予めご注意ください。


例 弥生会計20ネットワーク5ライセンス withSQL              ①           ②     ③


① バージョン
弥生製品は毎年の法令改正やエラー対応のため、常に製品アップデートが行われています。
バージョンは毎年の製品リニューアル時に付番されるもので、通例その年の年数がバージョンとなります。
(例 2020年版の場合→バージョン20)
弥生製品ご購入時にはその時点の最新バージョンでのご提供となります。現在旧バージョンの弥生製品をご利用の際には、ネットワーク製品ご導入時にデータコンバート作業を行う必要がございますので、予めご注意ください。


② ライセンス数
ライセンス数とは弥生製品を同時利用いただくPCの台数を指しています。最低3ライセンスからのご用意となり、ライセンス体系は5→8→10→15→20のように遷移します。
1ライセンス毎のライセンス追加は行えませんので、ご利用PCと同じ台数もしくはそれよりも多い台数でのライセンス数のご購入が必要です。またライセンスの減少も行えませんので、予めご注意ください。
※21名様以上でのご利用ご希望の際にはお問い合わせください。


③ 「withSQL」と「forSQL」の違い
弥生ネットワーク製品にて入力したデータはデータベース(Microsoft SQL Server)に保存されます。このデータベースが弥生製品に付属しているものが「withSQL」、付属していないものが「forSQL」となります。Microsoft SQL Serverのご用意がない場合、入力データの保存が行えません。そのため、弥生ネットワーク製品をご利用いただく環境にMicrosoft SQL Serverのご用意がない場合には必ず「withSQL」版をご購入ください。


本日はここまで。ご覧いただきまして誠にありがとうございます。
弥生製品のご購入やご相談はこちら


弥生製品導入に活用できる助成金

3267284_s.jpg

COVID-19の影響から、中小企業を対象としたテレワークを推進する助成金が複数発表されています。
そこで今回は、様々な助成金の中から弥生製品を導入する際に活用していただける助成金を2つご紹介いたします。※2020年6月18日現在


1)事業継続緊急対策(テレワーク)助成金
実施団体:公益財団法人東京しごと財団
助成金額:上限250万円 
助成率:10/10
申告期限:2020年7月31日迄
実施期間:2020年9月30日迄
主な要件:常時雇用する労働者が2名以上かつ999名以下で、東京都に本社または
     事業所を置く中堅・中小企業等
     都が実施する「2020TDM推進プロジェクト」に参加していること
     ※詳細は下記リンクからご確認ください。
     https://www.shigotozaidan.or.jp/koyo-kankyo/boshu/kinkyutaisaku.html


東京都の中堅・中小企業の方限定にはなりますが、最大250万円で助成率10/10の助成金です。テレワーク環境整備のために導入する情報通信機器等が申請の対象となります。テレワークへの準備として弥生製品のクラウド化を検討していらっしゃる方はぜひご活用ください。

2)IT導入補助金2020
実施団体:経済産業省
助成金額:A型 最大150万円
     B型 最大450万円
     C型 最大450万円
助成率:A,B型 1/2
    C型 3/4
申請締切日:2020年7月10日(5次締切の場合)
実施期間:未定(5次締切の場合)
主な要件:中小企業であること 
     ※詳細は下記リンクからご確認ください。
     https://www.it-hojo.jp/

中小企業・自営業の方を対象としたITツールの導入全般に使用できる助成金です。今年度はテレワーク導入のため導入するITツールが助成対象となるC型が追加されました。C型は助成金額最大450万円、助成率3/4とA,B型に比べ助成率が大きくなっています。弥生製品の導入で申請をする場合、A,B,C型のいずれでも申請することが可能です。


弥生導入支援センターでは各種助成金申請のサポート・IT導入補助金の代理申請を承っておりますので、お気軽にご相談ください。
お問い合わせはこちら

2020年6月11日

弥生会計20・弥生販売20で直接コンバートできるバージョン

皆さまお持ちの弥生会計・弥生販売は最新バージョンをお使いでしょうか。最新バージョンでは法定改正や新機能搭載、不具合修正など、様々なメリットがありますため、旧バージョンでお使いの製品がありましたら、最新バージョンへのバージョンアップを推奨いたします。

最近コンバートに関するお問合せが増えて来ておりますため、今回は弥生会計20・弥生販売20で直接コンバートできるバージョンについてご案内します。

        shin-kyuu4.png


|弥生会計データコンバート
弥生会計旧バージョンをお使いの場合は、以下記載バージョンの事業所データ、またはバックアップファイルを弥生会計20にてお使いいただくことができます。

<弥生会計20にてデータコンバート可能な一覧>
弥生会計19シリーズ
弥生会計18シリーズ
弥生会計17シリーズ
弥生会計16シリーズ
弥生会計15シリーズ
弥生会計14シリーズ
弥生会計13シリーズ

※弥生会計20コンバート後のデータは、弥生会計 20データとして新たに作成されます。
 旧バージョンのコンバート前データが消去されたり、内容が変更されたりすることはありません。


|弥生販売データコンバート
旧バージョンをお使いの場合は、弥生販売20に搭載されているコンバーターを使用すると、以下記載バージョンを弥生販売20にてそのままデータをお使いいただくことができます。

<弥生販売20にてデータコンバート可能な一覧>
弥生販売19シリーズ
弥生販売18シリーズ
弥生販売17シリーズ
弥生販売16シリーズ
弥生販売15シリーズ
弥生販売14シリーズ
弥生販売13シリーズ

※事業所データの容量やコンピューターの環境によって、コンバート処理にかかる時間が異なります。
 コンバート処理中は、弥生販売20を使用できません、通常業務に支障が発生しない時間帯に作業を行ってくだ
 さい。

掲載されているバージョン以前のデータから最新版へデータコンバートしたい場合は、バージョンにより複数回のコンバートが必要です。弥生導入支援センターがコンバート作業を代行いたしますので、当センターのお問合せフォームよりお持ちの製品とバックアップファイル数を記載の上、お問い合わせください。担当より折り返し連絡させていただきます。

旧製品をお持ちで最新版をお持ちでない場合は、コンバートに加えて弥生製品導入も承っております、お気軽にご連絡ください。

データコンバートの詳しい説明はこちら


2020年5月28日

withコロナ時代の働き方~テレワークのすすめ~

こんにちは!
本日は弊社提供クラウドサービス「DMGビジネスホスティング」についてご紹介させていただきます。

public-cloud-hosting-500x500.pngのサムネール画像

5月25日、全国的な緊急事態宣言の解除が宣言されました。事態の収束に至ったわけではありませんが、宣言解除が一つの区切りとなり、活動自粛を強いられていた生活も徐々に元の様相に戻っていくことを切に願っております。

さて、コロナ禍をきっかけに数多くの企業にてテレワーク導入をご検討いただく機会が増えたことは、実際にお問い合わせいただく数の増加から実感しております。弊社では弥生製品を「場所にとらわれることなく」ご利用いただけるよう、DMGビジネスホスティング※を用いたクラウド化推進のご提案を行って参りました。弊社サービスをご利用いただくことによって、具体的にどんなケースにおいてメリットがあるのかこの場にてご紹介させていただきます。
※弥生販売・弥生会計をクラウド上にアップロードし、インターネット経由でアクセスして利用する方法


ケース1 「サーバー選びに困った場合」
従来のオンプレミス(=社内にサーバーを置く運用)にてテレワーク実施をご検討の際、準備するものが多岐にわたります。DMGビジネスホスティングは弥生製品に見合ったクラウド環境をご用意いたしますので、お客様に事前にご用意いただくものもなくとにかくお手軽です。更に最短で1週間以内にご利用開始することも可能です。
(ご契約時点での混雑状況によります。)


ケース2 「ネットワーク接続不良により製品のご利用ができなくなった場合」
テレワークを行うにあたり、ネットワーク環境を自社にて整備する場合、接続障害や動作不良が起きた際には自社で対応する必要がございます。DMGビジネスホスティング保守契約にご加入いただくことで、障害発生時弊社技術担当がお客様に代わり、復旧作業を行わせていただきます。お客様に安心してご利用いただける環境をご用意させていただきます。


ケース3 「バージョンアップ作業が必要な場合」
弥生製品は法令改正に対応するため、毎年機能の刷新やメンテナンスが行われています。
メーカー保守契約(弥生あんしん保守サポート)の特典により、最新製品がお手元に届いている場合であっても、セットアップをしなければ旧製品を使い続けることになります。DMGビジネスホスティング保守契約にご加入いただくことで、煩わしいバージョンアップ作業も弊社にて対応させていただきます。


いかがでしょうか。上記はあくまで一部のみのご紹介となりますが、
少しでもDMGビジネスホスティングのご利用をイメージしていただけますと幸いでございます。障害対応やバージョンアップ作業が有償対応になる他社サービスが多い中で、DMGビジネスホスティングはシンプルな料金構成となっていることがひとつ大きな特徴です。是非ご検討いただけますと幸いです。

本日はここまで。ご覧いただきましてありがとうございます。

DMGビジネスホスティングの詳細はこちら

2017年7月27日

弥生販売「外税請求時」「外税請求時調整」「外税伝票計」の違い

弥生販売「外税/請求時調整」

弥生販売の売上伝票で使用する「外税/請求時」「外税/請求時調整」「外税/伝票計」の違いについて解説します。

まずは「外税/伝票計」。
これは、みなさんご存知の通り、消費税を伝票ごとに計算したい場合に選択する項目です。

問題は、「外税/請求時」と「外税/請求時調整」の違いです。

どちらも、『外税で計算する』『請求締切処理を行うことによって消費税額が確定する』という点では同じです。
また、得意先へ送る請求書は、まったく同じものが印刷されます。

違いは、「外税/請求時調整」は、請求締切処理をしていない時点でも伝票単位で概算の消費税を計算し、請求締切処理を実行すると、それまでに概算で計上済みの消費税との間に誤差があれば、調整を行います。

何を言っているのかわかりませんね?

それでは、下記の取引内容で、税転嫁の設定が違うとどのような違いがでてくるのかを見てみましょう

【7月の取引内容】(表示価格は税抜価格/消費税率8%端数切捨て)
・7月18日 6,980円
・7月19日 3,870円
・7月20日 締切処理を実行し請求書発行
・7月21日 8,530円
・7月22日 4,720円

さっそく弥生販売の画面を見たいところですが、まずは、7月20日の請求金額がいくらになるのか電卓をたたいてみましょう。

「外税/請求時」の場合
 売上金額=6,980+3,870=10,850円
 消費税額=10,850*0.08=868円
 請求金額=11,718円

「外税/伝票計」の場合
 18日の消費税=6,980*0.08=558.4(端数を切り捨てるので558円)
 19日の消費税=3,870*0.08=309.6(端数を切り捨てるので309円)
 売上金額=6,980+3,870=10,850円
 消費税額=558+309=867円
 請求金額=10,850+867=11,717円

今回の取引例だと、消費税を請求時に計上する場合の請求金額は11,718円、
消費税を伝票ごとに計算する場合の請求金額は11,717円になればいいわけですね。

では、弥生販売で印刷した7月20日締めの請求書をみてみましょう


「外税/請求時調整」の請求書

弥生販売の請求書(外税請求時調整)



「外税/請求時」の請求書

弥生販売の請求書(外税請求時)



「外税/伝票計」の請求書

弥生販売の請求書(外税伝票計)


「外税/請求時」と「外税/請求時調整」はまったく同じものが印刷できましたね。



続いて社内用の集計表「得意先元帳」を比べます。


「外税/請求時調整」の得意先元帳

弥生販売の得意先元帳(外税請求時調整)

伝票ごとに概算の消費税が計上され、締め日に調整1円が計上されています。
売掛金の残高は、7月19日まで税込額で積み上げされ、7月20日に伝票単位と請求単位の差額1円が計上されます。
締め処理を実行していない7月21日以降の取引もその都度、税込額で売掛金が増加しています。


「外税/請求時」の得意先元帳

弥生販売の得意先元帳(外税請求時)

締め日のみ消費税額が計上されます。
売掛金の残高は7月19日まで税抜額で積み上げされ、7月20日に請求単位の消費税額868円が計上されます。
7月21日以降の取引に対する消費税額は8月の締め日に計上されるため7月の段階では計上されていません。


「外税/伝票計」の得意先元帳

弥生販売の得意先元帳(外税伝票計)


「外税/請求時調整」は、伝票ごとに消費税が計上され、締め日である7月20日に調整額1円が計上されています。
「外税/請求時」は、締め日である7月20日に消費税額868円が計上されています。
消費税を計算するタイミングの違いにより、3つの元帳の売掛金残高がそれぞれ違っているのがわかりますね。


続いて、売掛金残高一覧表をみてみましょう

弥生販売「売掛残高一覧表」

弥生販売の売掛残高一覧表

 7月末の売掛金残高はそれぞれこのようになりました
 外税請求時調整 26,027円
 外税請求時   24,968円
 外税伝票計   26,026円

「外税/請求時」の時に数字が大きく異なりますが、これは消費税額が締め日にだけ計上されるためです。
7月18日分と7月19日分に対する消費税額は7月の売掛残高一覧表へ集計され、
7月21日分と7月22日分に対する消費税額は8月の売掛残高一覧表へ集計されるわけですね。


弥生会計と連動させて使う場合は、もちろんこのままの数字が連動しますので、選択した消費税計上のタイミングによって補助残高一覧表の数字が変わります。

弥生会計「補助残高一覧表」

弥生会計の補助残高一覧表

このような違いがあることを理解し、自社にとって最適な方法をお使いください。

2017年7月25日

弥生販売の請求書に「課」という文字を印刷したくない

弥生販売の使い方に関する質問を紹介します。

質問
弥生販売の納品書や請求書に印刷される「課」という文字を印刷したくない。

弥生販売請求書「課」

回答
「課」の文字を印刷したくない場合は、書式設定で変更変更することが可能です。

弥生販売印刷書式設定(課税区分)

設定を変更される前に・・・

「課」の文字は何を表しているかご存知でしょうか
この文字は課税の「課」です。その明細が課税対象であることを表しています。
弥生販売17のバージョンでは、課税区分のほかに、税率も印刷できるように進化しています。
「課」の文字だけが印刷されると何のことだかわからないので、消してしまいたい気持ちもよくわかりますが、税率も合わせて印刷することもできるようになりましたので、このまま印刷することも検討されてはいかがでしょうか。

なぜならば、2019年10月1日から実施予定の消費税率10%への引き上げにあわせて「軽減税率制度」と「区分記載請求書等保存方式」の開始も予定されています。

「区分記載請求書等保存方式」は、2023年10月1日に予定されている「適格請求書等保存方式(インボイス制度)」への経過措置として実施されます。

現行制度との違いは、「区分記載請求書等保存方式」では、(1)軽減税率の対象品目であること、(2)税率ごとに合計した対価の額、この2つを明記することが求められています。

国税庁 消費税の軽減税率制度についてQ&A
http://www.nta.go.jp/zeimokubetsu/shohi/keigenzeiritsu/02.htm

消費税の軽減税率制度に関するQ&A(制度概要編)(平成28年4月)(平成29年1月改訂)
http://www.nta.go.jp/zeimokubetsu/shohi/keigenzeiritsu/pdf/02.pdf

問1
軽減税率制度の概要
消費税の仕入税額控除を適用するためには、区分記載請求書等保存方式への対応が必要となります

問12
区分記載請求書等の記載事項
・ 課税資産の譲渡等が軽減対象資産の譲渡等である場合にはその旨
・ 軽減税率と標準税率との税率の異なるごとに合計した課税資産の譲渡等の対価の額(税込み)

問14
仕入先から受け取った請求書に軽減税率の対象品目であることの記載と税率ごとの対価の額が記載されていなかった場合は、請求書を受け取った側が、これらの情報を追記することが認められています

課税事業者は、区分記載請求書等保存方式に対応した請求書を保存するために、現行制度の請求書を受け取った場合は、足りない情報を自分で追記することが認められていますが、仕入先に対してまったく対応を求めてこない事業者ばかりであるとは限りません。(業務効率の観点から言えば、対応を求める企業の方が多い可能性があります。)

自分が免税事業者かどうかは関係なく、すべての事業者が、得意先から「区分記載請求書」の発行を求められた場合にスムーズに対応できるように準備しておく必要があります。


【弥生販売17「区分記載請求書等保存方式」の形式で印刷した請求書の例】
区分記載請求書等保存方式

弥生販売17では「区分記載請求書等保存方式」に対応した請求書の印刷が可能です。ぜひご利用ください。

2017年7月24日

弥生販売の売掛残高一覧表を「取引のある請求先だけ」集計したい

弥生販売の使い方に関する質問をご紹介します

質問
弥生販売の売掛残高一覧表を「取引のある請求先だけ」集計したい

回答
[条件設定]ボタンをクリックし、
[その他]タブを開くと下記のチェックボックス式の条件設定が可能です

 「売掛残高が0の請求先」
 「期間内に取引がある」
 「期間内に取引がない」

取引のある請求先だけ集計したい場合は、「期間内に取引がない」のチェックをはずして集計してください

この条件を今後も使いたい場合は、「名前を付けて保存」しておくと便利です

2017年6月29日

弥生販売で単価や数量の小数点以下に0を表示し、桁数を揃えて印刷したい

弥生販売の使い方に関する質問をご紹介します


Q.弥生販売で単価や数量の小数点以下に0を表示し、桁数を揃えて印刷したい。


A.設定する箇所は2箇所です。


<全体の設定

 クイックナビゲータ[事業所データ]タブ-[基本情報]をクリック

 「運用方法」タブ-[数量・単価の小数部0を表示・印刷]にチェックを付けて下さい。


<印刷する伝票側での設定

 例:売上伝票

 クイックナビゲータ[売上]-[得意先への売上]

 (印刷する伝票を呼び出し)[印刷]ボタン-[書式の設定]ボタン-[売上伝票印刷条件]タブ-
 
[数量・単価の小数部印刷桁数]の[指定する]にチェック
[桁数]に小数点以下の桁数を入力

プロフィール画像

株式会社ディー・マネージは、弥生カレッジ(弥生(株)認定のスクール)として、弥生会計・弥生給与・弥生販売等のセミナーを開催しています。
詳しい会社概要はこちら