2011年12月2日発売の弥生会計の最新シリーズ「弥生会計12スタンダード」「弥生会計12プロフェッショナル」「弥生会計12ネットワーク」の新機能と変更点をご紹介します。
補助元帳で「指定なし」を選択できるようになりました
補助科目「指定なし」は、補助目を入力しなかった場合に自動で割り当てられるシステム固定項目で、弥生会計11までは補助元帳で集計や印刷はできませんでしたが、弥生会計12からは集計や印刷ができるようになりました。
残高試算表などの集計表から「指定なし」の補助元帳へジャンプすることもできます。
勘定科目・部門の同一名称の登録ができなくなりました
勘定科目や部門を登録する際に、既に同名の勘定科目や部門が登録されている場合は、メッセージを表示し、登録ができないようになりました。
なお、決算書項目は小区分が異なれば同一名称でも登録可能です。
勘定科目登録時に決算書項目を同時登録する機能が追加されました
勘定科目の新規登録ダイアログの決算書項目の選択肢に「勘定科目名に合わせる」が追加されました。このまま勘定科目の新規登録を行うと、勘定科目名に入力した名称と同じ決算書項目が作成されます。
帳簿入力のカーソル移動が変わりました
総勘定元帳や補助元帳など帳簿入力でEnterキーで移動する場合に、弥生会計11までは借方金額と貸方金額の両方にカーソルが移動していましたが、弥生会計12からは勘定科目が収入科目か費用科目かを判断してどちらか一方のみに移動するようになりました。
「事業所データの選択」の機能が変わりました
事業所データの選択ダイアログから4つの操作を行えるようになりました。
・データを開く
・バックアップファイルを復元する
・旧データをコンバートする
・受信データを取り込むの
「参照先の設定」の機能が変わりました
弥生会計11までは「参照先」ボタンでフォルダを切り替えていましたが、弥生会計12からは、あらかじめ参照するフォルダを登録するように動作が変わりました。
PDFファイル作成機能が追加されました
印刷ダイアログの[プリンター]で[PDFファイルの作成]を選択するとPDFファイルを作成できます。
オプションメニューの新設
オプションメニューが新設され、環境設定などがこのメニューに移動しました。
ユーザー管理機能の表示方法の改善
ユーザー管理機能の使用できるメニューの表示が製品のメニュー構成と同じになりました。
なお、環境設定はオプションメニューへ移動し、オプションメニューは機能制限できないメニューとなりました。
データバックアップサービスの認証方法の変更
弥生11シリーズまでは、データバックアップサービス専用のユーザーIDとパスワードの取得が必要でしたが、弥生12シリーズからは弥生マイページIDなどでログインできるようになりました。
ライセンス認証管理ツールの搭載
弥生11シリーズまでは、各製品にライセンス認証のプログラムが含まれていましたが、弥生12シリーズから製品とは別の単体プログラム「ライセンス認証管理ツール」に変わりました。
ネットワーク製品のライセンスアップがかんたんになりました
ネットワーク製品のライセンスアップ(例:弥生会計3ライセンスから弥生会計5ライセンスへ変更)の場合は、ライセンス認証管理ツールを起動し、「ライセンスを変更する」から変更ができるようになりました。
同梱されるSQL Serverのバージョン
弥生会計12ネットワークにはSQL Server 2008 R2 SP1 Standardが同梱されます
弥生会計12プロフェッショナル2ユーザーにはSQL Server 2008 R2 SP1 Expressが同梱されます
対応OS
Microsoft Windows 7
Microsoft Windows Vista SP2
Microsoft Windows XP SP3
弥生会計12シリーズで直接コンバートできるバージョン
旧製品をお使いの場合は、下記のバージョンは弥生会計12に搭載されているコンバーターを使用すると、弥生会計12にてそのデータをお使いいただくことができます。
弥生会計11シリーズ
弥生会計10シリーズ
弥生会計09シリーズ
※弥生会計08以前のデータをコンバートしたい場合は、弥生導入支援センターへお問い合わせください。