2009年12月4日にリリースされた弥生販売シリーズの新機能と変更点をご紹介します。
仕訳転送アイコンの追加
「弥生販売10プロフェッショナル」「弥生販売10ネットワーク」にはクイックナビゲータ―の売上タブと仕入タブに、「弥生販売10スタンダード」にはクイックナビゲータ―の売上タブにそれぞれ「弥生会計へ仕訳転送」アイコンが追加されました。
弥生販売09以前は、事業所データタブのみ表示されていましたので、日常処理の流れのひとつとしてタブを切り替えることなく利用できるようになりました。
旧バージョンからのデータコンバート
弥生販売10プロフェッショナル、弥生販売10スタンダードでコンバート可能な旧製品
・弥生販売09プロフェッショナル
・弥生販売08プロフェッショナル
・弥生販売09スタンダード
・弥生販売08スタンダード
上記以前のバージョンをご利用中にもかかわらず弥生販売10シリーズを新規購入してしまうとデータのコンバートができません。
入力済みのデータを引き続きご利用になりたいお客様は「バージョンアップ版」をご購入下さい。
弥生販売10シリーズではコンバート対象外となるバージョンのデータをコンバートするための「コンバートキット」付きで、特別価格で購入できます。
もちろん弥生販売08シリーズ、弥生販売09シリーズをご利用中のお客様もバージョンアップ価格をご用意しておりますので新規購入ではなくバージョンアップをお申し込みください。
オンラインアップデート搭載
「弥生販売10」ではオンラインアップデートが搭載されます。
最新機能の追加や、法令改正への対応、最新版の郵便番号辞書などの利用がインターネット経由で可能になります。
担当者の業務を止めることなく弥生シリーズとお使いいただけるようになります。
弥生10シリーズの動作環境
Windows2000をご使用のお客様
マイクロソフト社がWindows2000、Windows2000Serverのサポートを2010年7月に終了するため弥生10シリーズからは、動作環境要件から外されます。
WindowsXPをご使用のお客様
WindowsXP SP3以降が動作環境要件です。
WindowsVistaをご使用のお客様
WindowsVista SP1以降が動作環境要件です。
(最新のSPとして、Windows VistaのSP2がマイクロソフト社より提供されています。Windows Vista SP2でのご利用をおすすめします。)
【セミナー情報】
《開催日時》 2009年12月15日 16:00~18:00
《セミナー名》 弥生販売10 日常処理コース
【本日の感想】
本日は、弥生販売10での初セミナーでした。
参加いただいた方は09をご使用との事でしたが、購入時期的に10もお手元に来ているとの事でした。
09→10は機能変更などは特にありませんが、弥生株式会社のサポートは現行バージョンのみとなる為、
早めに10にすることをお勧めいたします。
【本日の一問一答】
《質問》
『弥生販売』と『弥生会計』の仕訳連動はできますか?
《回答》
『弥生販売』で入力した取引を仕訳データとして『弥生会計』へ転送することができます。
ここでは『弥生販売 10』と『弥生会計02』以降の製品を使用されている場合に、
『弥生販売』の取引データを『弥生会計』に取り込む手順は以下となります。
≪弥生販売での操作手順≫
1.クイックナビゲータの[事業所データ]タブから[弥生会計へ仕訳転送]をクリックします。
2.転送する科目の設定、出力範囲の設定、出力期間の設定、仕訳転送の設定を行います。
※設定方法の詳細については、下記をご参照ください。
3.[集計]ボタンをクリックします。集計された内容で間違いがなければ、[転送設定]ボタンをクリックします。
4.仕訳転送の設定画面が表示されます。仕訳を転送するフォルダが表示されます。
:::同じコンピュータ内に『弥生会計』がインストールされている場合:::
現在の転送先が初期値になっていることを確認します。
転送先が他のフォルダになっている場合は、[初期値に戻す]ボタンをクリックします。
初期値はOSによって異なります。
転送先フォルダの初期値
【Windows XP】
C:\Documents and Settings\AllUsers\ ApplicationData\Yayoi\Yayoi\Spool
【Windows Vista/7】
C:\Program Data\Yayoi\Yayoi\Spool
:::違うコンピュータに『弥生会計』がインストールされている場合:::
[参照]ボタンをクリックして転送先フォルダを変更します。
※『弥生会計』をインストールしているコンピュータで上記の初期値フォルダを共有しておき、
保存先で指定すれば、『弥生会計』を起動するときに「弥生シリーズからの仕訳取り込み」ウィザードが表示されます。
5.[仕訳転送]ボタンをクリックすると、[弥生会計への仕訳転送]ダイアログが表示されます。必要に応じてコメントを入力し、[OK]をクリックします。
6.[仕訳転送が終了しました。]のメッセージか表示されたら、[OK]をクリックします。
≪弥生会計での操作手順≫
1.『弥生会計』起動時に[弥生シリーズからの仕訳取り込み]画面が表示されるので、[次へ]で進みます。
※『弥生販売』での仕訳書き出しが終了していない場合は表示されません。
2.[実行]ボタンをクリックします。
3.[弥生シリーズからの仕訳取り込みは正常に終了しました。]のメッセージが表示されます。[OK]をクリックします。
4.クイックナビゲータの[取引]タブから[仕訳日記帳]をクリックし、『弥生販売』から書き出した仕訳が取り込まれていることを確認します。
〝〝〝転送する仕訳の[勘定科目][補助科目]の設定方法〟〟〟
入力した売上・仕入・入金・出金伝票の取引内容を、仕訳データに変換して『弥生会計』へ転送する場合、
あらかじめ『弥生販売』の[仕訳科目設定]で『弥生会計』の科目に割り当てます。
・『弥生販売』で登録できる「補助科目」「勘定科目」の名称はそれぞれ半角14文字まで入力できます。
『弥生会計』の「補助科目」「勘定科目」が15文字以上の場合は、『弥生販売』でわかりやすい科目を登録し、
仕訳転送時のマッチングであわせてください。
手順は以下となります。
≪手順≫
1.クイックナビゲータの[売上]タブから[弥生会計へ仕訳転送]をクリックします。
2.[仕訳作成]ウィンドウの[科目設定]ボタンをクリックします。
3.タブを切り替えて関連する項目を設定します。
[売上]タブ:売上時の借方・貸方の勘定科目と補助科目を設定します。
<借方科目>
売上伝票の[取引区分]ごとに借方科目を設定します。
左側に勘定科目名、右側に補助科目名を入力します。それぞれ全角7文字まで入力できます。
補助科目を使用していない場合は、右側を空欄にします。
なお、[取引区分]が[掛売]の補助科目に請求先の略称を使用したい場合は、
[借方掛売の補助科目に請求先の略称を使用する]にチェックを付けます。 チェックを付けた場合、こちらの設定が優先されます。
<貸方科目>
売上伝票の[内訳]ごとに貸方科目を設定します。
左側に勘定科目名、右側に補助科目名を入力します。それぞれ半角14文字まで入力できます。
補助科目を使用していない場合は、右側を空欄にします。
なお、[仕訳作成条件設定]で売上伝票の転記方法を[明細転記]または[得意先別転記]に設定している場合は、
[得意先別]タブで得意先ごとに貸方の勘定科目と補助科目を設定できます。 [得意先別]タブの設定を行った場合は、こちらの設定よりも[得意先別]タブの設定が優先されます。
[得意先別]タブ:売上時の貸方勘定科目と補助科目を得意先ごとに設定します。
売上伝票の得意先毎に貸方科目を設定します。左側に勘定科目名、右側に補助科目名を入力します。
それぞれ全角7文字まで入力できます。
補助科目を使用していない場合は、右側を空欄にします。
※得意先ごとに設定する場合のみ、[得意先別]タブに入力します。得意先ごとに設定したくない場合は、[得意先別]タブには何も入力しません。
※この設定は[仕訳作成条件設定]で売上伝票の転記方法を[明細転記]または[得意先別転記]に設定している場合のみ有効です。
※[得意先別]タブでは、売上伝票の[内訳]ごとに科目を設定できません。全ての内訳は[得意先別]タブで設定した科目で仕訳が作成されます。
※[得意先別]タブで科目を設定していない得意先は、[売上]タブの貸方科目で設定した科目で仕訳が作成されます。
※[勘定科目]を登録せずに[補助科目]だけ登録した場合は、[売上]タブの貸方科目で設定した科目で仕訳が作成されます。[補助科目]を登録する場合は、[勘定科目]も登録してください。
4.科目設定後、[OK]をクリックして設定を保存します。
5.転記方法に応じて設定内容が反映された仕訳データが作成されます。
【担当講師: 竹平 】
【セミナー情報】
《開催日時》 2009年12月11日 14:30~16:30
《セミナー名》 弥生給与10 平成21年度年末調整コース
【本日の感想】
弊社で行う弥生給与10平成21年度年末調整コースも本回が最終となりました。
今年もたくさんの方にご参加いただきスタッフ一同ありがたく思っております。
ご参加いただきました皆様の業務のお役に立てていれば幸いです。
今回の参加者の方は25日支給のお給料での給与年調という方も多数お見えでした。
土・日・祝日の関係では25日が連休明けとなるため来週中には処理を終えたいという強行スケジュールとなり、
本日帰社されてから年調処理と取り組むという大変な現状だと思いますが、
繰り返しお話をした、控除対象配偶者と配偶者特別控除の分かれ目や再集計・再確定に留意し従業員一人分づつ丁寧に操作を行っていただければ正しい年末調整ができると思います。
不明な点はテキストを振り返りながら業務を進めてみてください 。
来年1月の書類提出までは忙しいと思いますが、年末調整は給与所得者の1年間の所得税を精算する為の大切な手続きです。
本日の内容をしっかり確認しながら処理を行ってください。
【本日の一問一答】
《質問》
年末調整の作業の流れを教えてください
《回答》
≪給与年調≫
本年最後の賞与処理を終了する
↓
本年最後の給与を計算する
↓
年末調整の年度を確認する
↓
年末調整の明細を入力する
↓
過不足税額を給与明細書に転記する
↓
給与の資料を作成する
↓
年末調整の資料を作成する
↓
本年最後の給与明細をロックする
↓
年末調整処理を終了する
↓
給与の更新処理を行う
≪賞与年調≫
本年最後の給与明細をロックする
↓
本年最後の賞与を計算する
↓
年末調整の年度を確認する
↓
年末調整の明細を入力する
↓
過不足税額を賞与明細書に転記する
↓
賞与の資料を作成する
↓
年末調整の資料を作成する
↓
本年最後の賞与明細をロックする
↓
年末調整処理を終了する
↓
本年最後の給与の更新処理を行う
↓
本年最後の賞与処理を終了する
≪単独年調≫
本年最後の給与・賞与を計算する
↓
本年最後の給与明細をロック&資料を作成する
本年最後の賞与処理を終了&資料を作成する
↓
年末調整の年度を確認する
↓
年末調整の明細を入力する
↓
過不足税額を確認する
↓
年末調整の資料を作成する
↓
年末調整処理を終了する
↓
給与の更新処理を行う
【担当講師: 竹平 】
【セミナー情報】
《開催日時》 2009年12月8日 10:00~12:00 ・ 14:00~17:00
《セミナー名》 弥生給与10 平成21年度年末調整コース
【本日の感想】
繰り返しお話をした、控除対象配偶者と配偶者特別控除の分かれ目や再集計・再確定に留意し従業員一人分づつ丁寧に操作を行っていただければ正しい年末調整ができると思います。
不明な点はテキストを振り返りながら業務を進めてみてください 。
来年1月の書類提出までは忙しいと思いますが、年末調整は給与所得者の1年間の所得税を精算する為の大切な手続きです。
本日の内容をしっかり確認しながら処理を行ってください。
【本日の一問一答】
《質問》
源泉徴収簿の[その他支給]がマイナスの値になる(ヒサゴGB1156)
《回答》
源泉徴収簿の書式で[ヒサゴGB1156][A4単票GB1156タイプ(罫線有)][A4単票GB1156タイプ(罫線無)]の
いずれかを指定した場合、[その他支給]部分の値がマイナスで印刷される場合があります。
たとえば、[支給項目欄 1]~[支給項目欄 5]に同じ支給項目を指定していると、[その他支給]の金額がマイナスになる場合があります。
対処方法は、印刷の[オプション]で設定している明細項目を確認します。
手順は、以下となります。
≪手順≫
1.クイックナビゲータの[年末調整]タブから[源泉徴収簿の印刷]をクリックします。
2.[オプション]ボタンをクリックします。
3.[オプション]タブの[出力場所]の[支給1]~[支給5]に「基本給」以外の印刷する支給項目を指定します。
[支給合計]額から[支給1]~[支給5]の合計額を差し引いた額が[その他支給]に印刷されます。
※ [基本給][所定就労日][所定労働時間][支給合計]および[課税支給合計]は、必ず印刷されるので
選択する必要はありません。
指定されなかった支給項目の金額は[その他支給]に合算して印刷されます。
【担当講師: 竹平 】
【セミナー情報】
《開催日時》 2009年12月4日 10:00~13:00 ・ 14:30~16:30
《セミナー名》 弥生給与10 平成21年度年末調整コース
【本日の感想】
本日は、3時間(拡大)コースの方にも、初めて受講される方々の参加が目立ちました。
3時間(拡大)コースは、2時間(標準)コースと内容は同じですが、進行が少しゆっくりになる為、お勧めのコースです。
年末調整を担当される方は、まずは、給与支給日まで大忙しとなり大変だと思いますが、
体調に留意し頑張って処理を行ってください。
来年1月の書類提出までは忙しいと思いますが、年末調整は給与所得者の1年間の所得税を精算する為の大切な手続きです。
本日の内容をしっかり確認しながら処理を行ってください。
【本日の一問一答】
《質問》
源泉徴収票の摘要欄に前年度分の内容が表示されてしまう
《回答》
前年度の年末調整時に、[摘要]欄の内容を手入力した場合は、その内容が保存されたままになっています。
前年度の内容を破棄して、本年度の内容を反映させたい場合は、
[摘要]欄で右クリックし、[自動設定状態に戻す]をクリックします。
現在の設定内容が反映されます。
【担当講師: 竹平 】
【セミナー情報】
《開催日時》 2009年12月3日 14:30~16:30
《セミナー名》 弥生給与10 平成21年度年末調整コース
【本日の感想】
本日の参加の方々は、大半が毎年受講していただいている方々でした。
今年は、大きな税制改正もなく、ソフトの仕様も昨年とほぼ変わっていませんので、
昨年と同じ内容となったかと思いますが、年に一度の業務となりますので、再確認の助けになっていると嬉しく思います。
また、今年初めて参加してくださった方々には、2時間という短時間では足りない思いをお持ちになられたようでした。
導入時の設定や毎月の処理など弥生給与の仕組みや機能の理解が充分であることが前提のセミナーとなっていますので、
まだ使い始めたばかりの方には、厳しい時間であったと思いますが、
年末調整の処理に関する重点ポイントは強調してお話をいたしましたので、
ポイントに留意してひとつひとつ丁寧に行っていただけると良いと思います。
来年1月の書類提出までは忙しいと思いますが、年末調整は給与所得者の1年間の所得税を精算する為の大切な手続きです。
本日の内容をしっかり確認しながら処理を行ってください。
【本日の一問一答】
《質問》
住宅借入金等特別控除額があるのに、源泉徴収票の摘要欄に印字されない
《回答》
住宅借入金等特別控除の「給与支払報告書/源泉徴収票」の摘要への印字は、「
居住開始年月日」と、「
住宅借入金等特別控除額」によっては印字しない場合があります≪
居住開始日年月日≫
住宅借入金等特別控除は、平成11年1月1日から平成25年12月31日までに「居住の用に供した年」分が該当します。
また、控除を受けようとする最初の年分については、確定申告により、控除の適用を受けることになります。
よって、控除に該当する従業員の方が、控除申告書を会社に提出してくるのは、
居住開始日が、平成11年1月1日から平成20年12月31日までの方になります。
弥生給与の「居住開始日年月日」は、この間(
平成11年1月1日から平成20年12月31日まで)の日にちを入力してください。
≪
住宅借入金等特別控除額≫
住宅借入金等特別控除額が年税額より多い(控除額が残っている)場合に、摘要欄に住宅借入金等特別控除額を記載することとされています。よって、弥生給与でも住宅借入金等特別控除額が年税額より多い(控除額が残っている)場合のみ印字されます(年税額より少ない場合は、「居住開始年月日」は印字されますが、「住宅借入金等特別控除可能額」は印字されません)。
※参考
弥生給与では、以下の場合も、「居住開始年月日」と、「住宅借入金等特別控可能除額」は印字されません。
・[給与支払報告書/源泉徴収票]画面で[摘要]に直接入力・修正しているとき
→[摘要]欄の上で右クリックすると表示されるメニュー[自動設定状態に戻す]をクリックすると、正しい情報が摘要に表示されます。
・年度支給額が2,000万円を越える従業員
→[摘要]欄には[年調未済]と表示されます。
・[従業員<個人別>]で[税額表]が「乙欄」の従業員
→[摘要]欄には[年調未済]と表示されます。
・[年末調整<個人別>]で[年末調整を行う]のチェックをはずしている従業員
→[摘要]欄には[年調未済]と表示されます
住宅借入金等特別控除についての詳細は以下か税務署などにご確認ください。
http://www.nta.go.jp/shiraberu/ippanjoho/pamph/gensen/nencho2009/pdf/30-42.pdf
【担当講師: 竹平 】
【セミナー情報】
《開催日時》 2009年12月2日 10:00~12:00・14:00~17:00
《セミナー名》弥生給与10 平成21年度年末調整コース
【本日の感想】
本日は午前が2時間の標準コース、午後が3時間の拡大コースでの開催。
午前は毎年弊社で受講頂いているユーザー様が主体、午後は会社では以前より弥生給与は導入済だが、今年初めて年末調整を担当される方が半数以上という皆様にご受講頂きました。
午前中は少し私が鼻声でしたので、ご参加の方には聞き苦しい場面も多々あったと思います。
皆さんもこれから年末のお忙しい時期に突入ですね。
体調管理にはくれぐれもご留意ください。
【本日の一問一答】
《質問》
これから賞与処理を行いますが、その処理を行った後に弥生給与10をインストール&コンバートしたほうがよいのでしょうか?
《回答》
特に弥生給与10をインストール並びにコンバートするタイミングに決まりはありません。
ご質問のような場合、賞与処理前でも後でも大丈夫です。
賞与支給がない企業様の場合、11月給与の状態でも、12月給与の処理前でも大丈夫です。
最終的に弥生給与10で年末調整処理を行う流れであれば、タイミングは問わないということになります。
ただ、これから年末の慌しい時期と思いますので、早めに合間を見つけて弥生給与10にバージョンアップすることをおすすめします。
【担当講師:澤口】
【セミナー情報】
《開催日時》 2009年12月1日 14:30~16:30
《セミナー名》 弥生給与10 平成21年度年末調整コース
【本日の感想】
12月になりました。いよいよ年末調整も本番です。
12月給与で還付・徴収を行う事業所は、給与支給日に向かって、着実に準備を行ってください。
弥生給与は、控除などの入力と12月度給与の並行処理が可能です。
他業務と時間調整しつつ 、少しづつ入力を進めていきましょう。
注意点は、「確定」ボタンをクリックする前までには、
12月度給与の入力は完了し、「年末調整控除明細入力」画面で「再集計」を忘れずに行うことです。
セミナー中でも、注意ポイントとしてご案内しました。
忙しいときほど、深呼吸しながらミスのない処理をしていただけることを願っています。
来年1月の書類提出までは忙しいと思いますが、年末調整は給与所得者の1年間の所得税を精算する為の大切な手続きです。
本日の内容をしっかり確認しながら処理を行ってください。
【本日の一問一答】
《質問》
給与年調を設定しています[確定]ボタンをクリックすると「警告」のメッセージが表示され、過不足税額が給与明細書に転記されません。
どの様に、操作を行えば過不足額が給与明細書に転記されますか?
《回答》
クイックナビゲータの[年末調整]タブから[明細入力]をクリックし、[確定]ボタンをクリックすると
「確定対象の給与(賞与)明細データがロック中の従業員が存在します。
ロック中の明細データには、差引過不足額を確定できません。
それらの対象者を除いて、確定処理を実行しますか?」
という警告メッセージが表示されることがあります。
この「警告」のメッセージが表示される原因は、2通り考えられます。
以下のどちらの状態になっているか確認してください。
原因1:
年末調整の対象給与が[本年1月度~本年12月度]に設定している場合
クイックナビゲータの[給与支払]タブから[処理月度]をクリックし、給与の[処理月度]を確認します。
対処方法:
≪給与の[処理月度]が「平成21年12月度」の場合≫
明細書がロックされているため転記できません。[キャンセル]ボタンをクリックし、ロックを解除します。
≪給与の[処理月度]が「平成22年1月度」の場合≫
更新されているため、更新前のバックアップファイルを復元してください。
原因2:年末調整の対象給与を[本年2月度~翌年1月度]に設定している場合
過不足税額を明細書に転記することはできません。
※弥生給与は、本年度中(本年1月度~12月度)に過不足税額を還付・徴収する仕様となっています。
そのため、翌年度の給与(賞与)明細には転記することができません。
対処方法:
過不足税額を還付または徴収するための明細項目を別途作成して、金額を手入力してください。