【セミナー情報】
《開催日時》2007年11月22日 14:00~16:00
《セミナー名》弥生給与08平成19年度年末調整/バージョンアップセミナー(標準コース)
【本日の感想】
弥生給与の操作に慣れている方・不慣れな方、年末調整の基本知識をお持ちの方・不確かな方 と受講者の方の現況が異なる中でのセミナーとなりました。
年末調整処理をミスなく完了していただく第一歩は従業員から回収した資料を基にひとつづつ丁寧に入力を行っていただくことです。
申告書例にあります小松さんの例を念頭に置き初めは確認しながら丁寧に処理を進めてください。
来年1月の書類提出までは忙しいと思いますが、年末調整は給与所得者の1年間の所得税を精算する為の大切な手続きです。
本日の内容をしっかり確認しながら処理を行ってください。
【本日の一問一答】
《質問》
扶養親族は生年月日から判定可能な区分などは弥生給与が自動判定してくれると聞きましたが、扶養している同居の両親を入力すると、区分が老人となり、控除金額が早見表と異なります。何故でしょうか?
《回答》
扶養親族の弥生給与は生年月日から判定可能な区分などは自動判定をします。
しかし、扶養親族のうち年齢70歳以上となる生年月日の方の区分の初期値は「老人」と弥生給与は判定をします。そして、控除金額の計算では、老人扶養親族のうち同居老親等を除いた方の金額を算出します。 ですから、該当の老人扶養親族の方が同居老親等に該当する場合は、手動で「老親等」に変更をしてください。「老親等」を選択していただければ、控除金額の計算は老人扶養親族のうち同居老親等の金額を算出します。
【担当講師:竹平】
【セミナー情報】
《開催日時》2007年11月22日 10:00~12:00
《セミナー名》弥生給与08平成19年度年末調整/バージョンアップセミナー(標準コース)
【本日の感想】
今回の参加者の方は、全員会計事務所の方という、私の方が受講生になりたいセミナーでした。
法令改正は完璧に理解していますし、比較的操作も習得力もよくセミナー進捗がいたってスムーズでした。
セミナー内容としましては、弥生給与独特の操作を中心に行いました。
また、一方で初心者の方には難しいですね。とのご意見も頂戴しました。
別の記事に他の講師が書かせていただいている通り、来年は拡大コース(3時間)のコマ数を増やしていければと思います。
来年1月の書類提出までは忙しいと思いますが(本日ご参加の皆様はそれ以後がもっと忙しいとは思いますが・・・)、年末調整は給与所得者の1年間の所得税を精算する為の大切な手続きです。
本日の内容をしっかり確認しながら処理を行ってください。
【本日の一問一答】
《質問》
ロック、ロックとよく聞くのですが、何のためにロックを行うのですか?
《回答》
毎月の給与明細の入力が完了したら、給与明細書のロックをします。
このロックを何故行うかと言うと、ロックをした明細書は明細項目の変更ができなくなり、誤って変更することを防止することができるためです。
ただし、年末調整ので給与年調を行う場合は、年末調整処理を行い、過不足金額を給与明細に転記した後、年末調整を終了する前に、必ず本年最後の給与明細をロックします。
ロックをせずに年末調整を終了すると、翌年度の基準で計算された扶養親族数で所得税の計算がされてしまうためです。
【担当講師:竹平】
【セミナー情報】
《開催日時》2007年11月22日 14:30~16:30
《セミナー名》弥生給与08平成19年度年末調整/バージョンアップセミナー(標準コース)
【本日の感想】
当コマは毎年ご参加いただいている方が比較的多い時間でした。
そんな折に、私が風邪気味でして・・・
説明が聞きづらかったところがあったのではないかと感じております。
その点この場でお詫びさせて頂きます。
【'本日の一問一答】
《質問》
源泉徴収票の画面の摘要欄で自動的に表示されていた文字や数字を誤って消してしまったのですが・・・
《回答》
弥生給与にはエクセルやワードのような「元に戻す」の機能はありません。
また源泉徴収票の画面を一旦閉じて、再度開きなおしてみても復活しません。
そこで・・・
消してしまった従業員の摘要欄で右クリックしてみてください。
すると、「自動設定状態に戻す」という選択肢が現れますので、こちらをクリック。
この処理で誤って消してしまった文字や数字が復活するようになっています。
ちょっとした操作の誤りでよく起こるケースでもありますので、是非この操作を覚えておいてください!
ただし、手入力で摘要欄に追加入力している(居住開始日年月日など)従業員の摘要欄でこの処理を行ってしまうと、手入力した文字列や金額が逆に消えてしまいます。
この場合はお手数ですがもう一度手入力し直してください。
【担当講師:澤口】
【セミナー情報】
《開催日時》2007年11月22日 10:00~13:00
《セミナー名》弥生給与08平成19年度年末調整/バージョンアップセミナー(拡大コース)
【本日の感想】
午前中は3時間の拡大コースの最終日。
全員今年初めて弥生給与で年末調整処理を行う方のご参加でした。
今年初の試みとして独自に開催した拡大コース。
本コースを設けた事で今年初めての方と、弥生給与で年末調整処理を行った経験をお持ちの方とのスキル別のコース分けが可能であること。
講師側としても皆様のスキルにあわせた講義進捗が可能な点。
また、ゆっくり話すと正直当セミナーは3時間は最低でも必要なのかなと自分自身で感じた次第です。
来週以降は2時間の標準コースのみの開催となります。
ですので来年はもう少し拡大コースの開催コマを増やせればと思っています。
【'本日の一問一答】
《質問》
配偶者控除と配偶者特別控除の違いがよく分からないのですが?
《回答》
配偶者控除は配偶者合計所得金額が0円~380,000円までの方(控除対象配偶者にチェックがついている方)が受けられる控除です。
この場合弥生給与の年調入力画面の配偶者控除欄に380,000円が表示されます。
但し、控除対象配偶者のチェックをはずしてしまうと、金額が表示されなくなってしまいますので注意が必要です。
続いて配偶者特別控除は配偶者の合計所得金額が380,001円~759,999円までの場合に段階的に受けられる控除となります。
この金額に応じて最高380,000円~30,000円までの控除額が計算される仕組みです。
よって配偶者控除と配偶者特別控除の両方を受ける事は現制度上できません。
(一昔前は両方受けられる時代もありましたが・・・)
上記金額範囲の場合、弥生給与では控除対象配偶者のチェックがついている時はチェックをはずす→控除対象外の設定に変更するケースとなります。
(ちなみにテキストの田所さんや原島さんが例となります)
また、配偶者合計所得金額の欄に金額そのものを入力することと、再集計を行う事等も忘れないようにしてください。
ただし、配偶者特別控除を受けようとする所得者本人の給与所得控除後金額が1千万円を超えているとこの特別控除は受けられない決まり事になっています。
田所さんはほんの少しだけ1千万を超えているため配偶者特別控除は受けられない事になります。
弥生給与ではこの部分は自動判定の上、配偶者特別控除が受けられない=グレーになります。
(年調セミナーテキストP21POINT参照)
【担当講師:澤口】